京大ロー 2021年度(令和3年度) 民法 刑事訴訟法 民事訴訟法 答案構成と感想

 

再現答案ではなく答案構成みたいなものを、何を書いたか思い出しながら書いています。

 

※注意

  どの記事でも述べていますが、内容の真実性は全くないです。一応合格はしましたが、他のローに比べて「あ~わかるわかる」となった問題が全くないので内容はあまり信用しないでください。こんな程度で点数来るんやな~っていうのを知るための資料として活用してください。

 

 

民法 63点

 

できなかったので民法は感想のみで笑

 もうブログを更新して答案構成を載せてくださっている他の受験生の感想をみた感じ民法の少なくとも第1問は易しめだったのかな…?ってかんじですが、まじでわからなかったです。

 第1問について

 民訴より先に民法からときました。

問1と問2の違いがわからなかった。というか直しもしていないので今もわからん。問1を読んであーあれねってなって、問2を読んで一緒やん???ってなりました。そんなわけはないのでパニックになって、10分くらい考えてもわからず、絶対落ちたやん…って絶望しました。とりあえずあとから見たらなんか思いつくかもって考えて第2問から書きました。が、第2問もわからなかったのでほんまに絶望でした。

どっちも、分離物に抵当権の効力が及ぶか、公示の衣、の論点だと思いました。あとは177条とか即時取得とかも書いた気がします。パニックだったので177条の処理もよくわからなくなっていました。

もう絶対間違えてるなーっておもいながら120%で論証貼ってあてはめしときました。

 

第2問について

 問1は他人物売買単体の問題。

 他人物売買はそれ自体有効であることと、他人物売買と追認という論点(?)の理解が問われてたんですかね、多分。

 他人物売買と追認は300と論証集の無権代理人と追認のところに小さく書いてたの読んでたので助かりました。処分権限が追完されるだけってやつです。

 書き方を失敗してしまい、三段論法が崩れていたので受験後のメンタルをガシガシ削りました。なんとか耐えたようで本当にうれしいです。

 問2は何を書いたらいいかわかりませんでした。

 ①C→B:原状回復600万円

   これは簡単に認めました。

 ②C→B:債務不履行の損賠1200万円

  これが認められるかについて書きました。要件充足性を検討していく感じです。

  論点かな?と思ったのは、損害額の算定時期と416条です。

  これであってるかもわからなかったのでとりあえず細かく書くことだけ意識しました。

 B→Cは特に思いつかなかったので書きませんでした。同時履行の抗弁かなんかは無理ってことを①か②のところで書いてたので、上記の通り、って書いた感じです。

 

 民法はこんな感じです。何かいたらいいかわからなくてとにかく地獄でした。

 

 

刑事訴訟法 33点

 

3枚か4枚ちょっとくらい書きました

要証事実は①犯人性②自己矛盾供述をしたこと

警察の場合と検察の場合にわけて伝聞例外と328を論じるだけです

伝聞法則の論証覚えてなくて詰みかけました。

 

 

民事訴訟法 27点

 

1枚と2枚目の下の方まで書きました。

この科目が一番意味不明でした。論点すらわかりませんでした。とにかく答案用紙を埋めることだけを考えました。

 

後見制度の話が出てきたことと問題文の事情から31条と34条と自白の撤回で書こうと思いました。民訴は何もわからないときは規範でっち上げて我が道をゴーイングすると決めていたのでその感じで書きました。

 

問:A「「」は追認しない」という陳述の訴訟法上の意義

 Yの陳述が自白に当たりそう(権利自白ではない旨指摘)

 →Aの陳述は自白の撤回に当たるのでは?(問題提起)

 ※31条→Yは訴訟能力欠く

  34条2項追認あれば遡及的に有効になる

   ➡原則無効、例外有効

     ∴自白はそもそも有効な訴訟行為として存在していない

      →自白の撤回には当たらない

 

 ここまででとりあえず思いついたことは書ききりましたが、これでは1枚弱しかなくもうちょっと書いた方がいいかもと思ったので、問とはズレますが、Aの追認拒絶が認められるか?について検討しました。

 

 ※そうだとしても、認められるか?

  ∵自白の撤回に当たらないとしても、利益状況は自白の撤回の場合と同じ

    →信義則(2条)上追認強制される?(相手方Xの保護)

    ↔被後見人Yの保護も必要

     ∴自白の内容、相手方の自白の撤回についての予測可能性(△)、強制されることで被る被後見人の不利益の程度、相手方の不利益などを考慮して判断する(規範)

      →あてはめ

 

 結論どっちにしたか覚えてないです笑、たぶん認められるというようにした気がします(答えとしては有効な陳述、という意味があるとしました)

 論点がわからなかったのでとにかく自分がとる考えを正当化できるように細かく細かく論述しました。でもほんとに、民法も民訴もできなくて30分くらい余って確実に落ちたなーって思って絶望してました。1日目で不合格を確信してました。本当に受かっててよかったです。

 

これで全科目の感想を書き得ました。やる気や需要があれば京大ロー入試の全体の感想や対策を書こうと思います。

 

 

京都大学 法科大学院